見上げた天井 2026 8/14 打ち水 2026年8月14日 会議室の椅子はいつも同じ硬さで並んでいる。 「大丈夫です」と微笑み声の高さは昨日と同じだった 天井を、一度だけ見上げた 水の雫が何百年もかけて石になっていく鍾乳洞 一滴の重さは、誰にも量れない洞窟の奥は、いつも同じ暗さのままだ 誰にも見せない場所で積もっているものがある 鍾乳石は、伸びたことに気づかれないまま今日も、天井から少しだけ近づいている 打ち水