どこかから受け取れるものだと思っている。だから、足りないと言っては渇き、見返りがないと言っては乾く。あるいは、失うことを恐れて相手を縛り、傷つくまいと心を閉ざし、与えることに、いつも条件をつけていく。
だが、見よ。雲の切れ間から、地に差す光を。咲き誇る花の上にも、ぬかるんだ泥の上にも、光は、ただ、おなじように差している。誰を選ぶのでもなく、何かを照らそうとするのでもなく、ただ、照っている。
それは、外から得るものではない。内が満ちたとき、おのずから、差してくるものだ。乞う必要も、惜しむ必要もない。光明の正体に静かに気づいたとき、閉ざしていた胸はひらき、おのれが光であったことを思い出す。ただ、照っている。
